粘土のススメ
2016.2.4
東京大会からカゼを貰ってきてしまい、咳に悪寒、体中の痛みと格闘中です。初めからマスクや重ね着をするなど予防しておけば良かったのですが、人も魚も予防が大事と痛感しています。魚の場合、重ね着をするわけには行かないので、粘土など散布する事が一般的です。粘土には、ミネラル補給、飼育水の粘性を上げ浸透圧を緩和、アンモニアなどの有害物質の吸着除去、微細でも目に見える程の汚れを結合して濾材にトラップ、魚の不健康な滑り(白雲)を剥離、古くなった池内部の藻の生え替わりを促進…等々様々な効果が知られています。結果として錦鯉の場合、カゼ(白雲症)予防の他に、紅のみならず墨や白地も上げる事が出来るようです。当園では、求める効果毎に粘土製品を使い分けています。日常的には低価格なクリーン・アップ又はリフレッシュ(2~4g/t)、濾過が起動していなっかたり鯉が下痢して汚れが酷い場合は鬼たいじ(30~60g/t)、鯉が鰓の不調か何かで動けない場合はバイオヘルシー(30~60g/t)、墨を上げたい場合はミネラルプラス(5~10g/t)と言う具合です。もちろん、お好みで調合などもOKですが、バイオヘルシーは単品で使用したほうが良さそうです?個人的感想ですが、単品使用の時は大変良い効果がでるのに何故か他のバクテリア含有製品とは相性が良くないように思います。...粘土の効果的な使用方法は、目的に対し環境条件等により様々です、お悩みの方はご来店頂きご相談下さい。...輿水透
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