病気がうつると言うこと。……その③
2016.2.22
これから本格的な春のシーズンに多くなる質問ですが、「他から金魚を混ぜたら病気をうつされたけど、どうすればいい?」と言われます。この場合は完全に後追いの作業になります。当店では、たとえば金魚の白点病なら「メチレンブルーと殺虫剤を含む薬品と塩0.3~0.5%に、出来ればヒーターで高温治療がお勧めです。」??と言う単純な説明だけでは終わりません。お客さまに時間と向学心にも似た意欲が有れば、出来るだけ詳細に混ざった魚どうしや飼育設備の状況をお聞きして、出来るだけ詳細にアドバイスさせて頂きます。但し、細か過ぎて長時間になった場合は、お客様の顔色を見て、続行か省略説明か臨機応変の対応になります。最近は魚病薬の世界もコンプライアンスが叫ばれ、薬の保管環境や管理書類などより一層の厳重さを求められます。当店の様に管轄役所の指導及び許可証を受け、観賞魚用医薬品の主な物を揃える事ができる店は少ないと思います。しかし、薬は大切なアイテムではありますが、それより重要なのはやはり「日頃の管理」と「混ぜる時の注意」です。当店では、電話やメールでのアドバイスはお断りしています。より詳細に説明する為にはイラストや多くの言葉が必要になり、電話やメールでは伝えられないからです。見学や遊びかたがたご来店頂き、ご相談の程お願い申し上げます。...輿水透
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