病気がうつると言うこと。……その①

2016.2.18

立春も過ぎ暖かくなってきたと思っていたのに、今更、雪だらけです。先日の東京で、うつされて来たカゼがまだ完全に治りません。でも息子にうつった様なのでそろそろ私は終了のはずです。昔から「カゼは人にうつせば治る」と言いますが、うつされた人が発症する迄の潜伏期間と、うつした方の快復期間が重なり、うつされた人に症状が出た頃に、うつした方が治るからだと考えられています。人である私の場合、田舎から都会の雑踏に入れば風邪をうつされる確率が高いと分かっていても、どこかに「現代医学をもってすれば風邪ぐらい直ぐ治せる」と言う安易な考えがあります。ましてや死ぬ事なんて殆どありえないと思っています。しかし、残念なことに魚類の病気は一端発生させてしまうとなかなか治せない事が多いです。熱なら熱用、咳なら咳用と細かい症状によって適合させられる人間の薬の様な物は無いですし、清潔で適度な温湿度管理などの様に治療に適した完璧な環境も作りにくいからです。魚類の病気も、違った環境にいた魚が混ざると病気が発生する事が多いと思います。観賞魚を楽しむ時には魚を混ぜない訳にはいかないですが、やはり魚を混ぜる時には慎重にしなければいけないと思います。私は、そもそも「魚を混ぜる」と言うことは「病気を安全にうつし合う」事だと考えています。「病気を安全にうつし合う」ための準備が重要です。......(但し、これからブログでお話しさせて貰う内容は、鵜呑みにしないで下さい。ある程度の経験と各種データを持っているとは言っても、私は只の養殖販売業者で獣医さんでも研究者さんでもありません。魚を愛するお客様にとって、少しでも参考になればとの思いですが、私の意見以外にも色々な意見の中から鼻を利かせて、取捨選択して下さい。簡単にズバッとアドバイス出来れば良いのですが、10の池や水槽があれば10全て違うと言っても過言では無いので、なかなか難しいと実感しています。その為、お悩みの方は個々にアドバイスさせて頂きたいと思いますので、ご来店頂きご相談下さい。)...輿水透

→前の記事「
←次の記事「
このページのトップへ